No.004 

My OASYS (16)

 昭和57年('82年)5月に発表された「My OASYS」のプレスリリースです。16ドットプリンタ付を含む最小構成価格75万円(本体54万円)という画期的な価格に加え、高見山のCMでも話題になりました。

 なお、翌年9月には、24ドットプリンタモデルに切り替えになりました。

【参考】
 OASYSの父・神田泰典さんが神田さんのホームページに、「オアシスの歴史を知るための資料」のページがあり、My OASYSの中で報道資料、カタログその他をごらんいただけます。

【余談】
 OASYSの父・神田泰典さんによると、 これまで「日本語ワードプロセッサ」と いっていた名称を、「ワープロ」という言葉で宣伝して、この年にワープロという言葉が定着したそうです。

                             
昭和57年5月6日
                               富士通株式会社

「My OASYS」新発売
−破格の低価格 75万円を実現−

 当社はこのほど、初めて 100万円を切る画期的な日本語ワードプロセッサ
「My OASYS」を開発し、本日より発売いたします。
 当社は、55年5月に「英文タイプライタを打つ感覚で日本語文書の作成が行える機器
」を設計理念として、当社独特の“親指シストキーボード”を持ったかな漢字変換方式の
ワードプロッセサ「OASYS 100」を開発し発表いたしました。続いて昨年8月に
は、普及機種として、大幅な小型化、軽量化と、業界初の100 万円台を実現した「OAS
YS100J」を世に送りました。OASYS 100Jはこの低価格と、誰もが簡単に
扱えるというOASYSの特長を全面に打ち出し、特にパーソナルユースに焦点を当てた
点で大きな反響を呼びました。
 このシリーズ化によって、OASYSの導入先は企業の事務部門、技術部門のみならず
、さらに法律・特許事務所、作家など個人にまで急速に拡がり、受注は 5,500台に達して
おります。
 さて、今回の「My OASYS」は、OASYS上位2機種の開発思想をより一層推
し進め、「文房具感覚のワードプロセッサ」をめざしたもので、
 1. 一般の事務机に余裕をもって載るコンパクトサイズ
 2. 自由に持ち運びのできる19kgという軽量化
 3. ワードプロセッサの充分な機能をもちながら買取価格75万円(4年リースで
   月約20,000円) の超低価格
を実現いたしました。
 この「My OASYS」の登場によって、OAを推進するための強力なツールとして
の日本語ワードプロセッサに新たな世界が開かれるものと確信しております。
 当社は、57年度をワードプロセッサの本格的な導入元年とみて、My OASYSの
販売目標を3万台に設定するとともに、OASYSシリーズのキャラクターに高見山を起
用して大々的なキャンペーンを展開いたします。
 販売は、富士通オフィス機器株式会社を通して、全国約 200社のOASYS販売会社が
行い、今後は店頭販売も積極的に行います。
 なおMy OASYSの名称は、文房具のように個人の机に備付けを意味する「My
desk、My OASYS」に由来します。

 〔特長〕

  1.My OASYSは買取価格75万円, OASYS 100Jの二分の一という思い
   切った低価格を実現いたしました。4年リースでも月約20,000円、1日の費用に換
   算するとわずかコーヒ2杯分でご利用いただけます。
  2.「文房具感覚のワードプロセッサ」をめざして大幅な小型化, 軽量化を実現しまし
   た。デイスプレー、キーボード, プリンタを合わせて総重量19kgですので、デ
   スクからデスクへとどこへでも自由に持ち運びができます。
   また、内部のフロッピーディスクを一台にしたことによって、機器サイズも
   幅40cm、奥行き35cmまで縮小しましたので、特別のテーブルを用意しなくとも
   一般の事務机の上で余裕をもって使用できます。キーボード、ディスプレー、プリ
   ンタは独立した構成ですので、自由なレイアウトが可能です。
  3.大容量ミニフロッピィにはA4判文書を40ページと、5万単語( 固有名詞を含む
   一般単語辞書4万語、使用者登録語1万語)が収容可能です。字種はJIS第1水
   準の漢字・非漢字 3,418字とOASYS特殊記号約 400字が使用でき, 他に第2水
   準の漢字 3,384字が使用者登録パターンで使用できます。
  4.練習システムによって、操作を独習できます。

    [価格] 買取価格  75万円
       リース価格 約20,000円(4年リース)

    [出荷] 本日より
                                   以 上
          ご不明の点は広報課までご照会ください。
          電話(03)215−5236(直通)


             機   能   仕   様

          方式     対話式かな漢字変換
          キーボード  親指シフトキーボード
                 一般単語(含む固有名詞)・・約40,000語
          単語辞書   ご使用者登録語・・・・・・・約10,000語
  入力機能           対話式登録方式
                 最新使用優先学習方式
          使用文字種  JIS第一水準漢字、非漢字・・・・・ 3,418 字
                 同第二水準漢字 (登録パターンによる) ・3,384 字
                 特殊記号・・・・・・・・・・・・・・ 約400 字
                 ご使用者登録パターン・・・・・・・・・・ 94 字
          訂正, 挿入, 削除, 移動, 複写, センタリング, タブ
          デシマルタブ, 行端設定, 枠空け, 右寄せ, ブロック編集
          自動罫線, アンダーライン, グラフ (縦, 横グラフ)
  文書作成機能  単語/文章登録、パターン登録、フロッピィ内文書結合
          フロッピィ間文書複写、文書削除、自動版数管理
          拡大文字、縮小文字(英、数字)、辞書表示
          文書フロッピィ初期化、複合罫線
          漢字検索(JIS区点・音訓)
  文書印刷機能  自動ページング、縦書き/横書き、文書一覧表印刷
          印刷行間隔の変更、さし込み印刷




             機   器   仕   様

          画面サイズ  9 インチ
  ディスプレイ  表示文字数  560 字(40 文字×14行)
          ドット構成  16×16ドット
  フロッピイディスク      1台
       印字方式      ワイヤドットインパクト
       ドット構成     16×16ドット
       文字サイズ     3.3mm ×3.5mm (10.5P)
  プリンタ 印字速度      15字/秒
       基本行間隔     1/3、1/4、1/6、4/15インチ
       文書内行間隔変更  半改行、全改行
       文字間隔      3/20、1/5、1/8インチ
       一行最大文字数   40文字
       用紙幅       A4判短方向以内
                 テレビ画面・・・・400 ×348 ×250mm  9.1kg
  外形寸法(W×D×H)、重量 キーボード部・・・400 ×217 × 62mm  1.6kg
                 プリンタ部・・・・400 ×285 ×130mm  8.6kg
  電源             AC10V(±10%)
  消費電力           0.1 KVA