1999年夏〜秋 ウッドフェンスを作る

予定外のウッドフェンス

 我が家の4メートルの市道に面した玄関の両脇は、ガレージ及び屋根なしの駐車スペースになっている。東西の隣地との境界には重量ブロックが積んであるが、ブロックは、土止めのためで、塀ではなく、こちらの敷地の方が隣地より1メートル近く高くなっている。両隣とも現在は畑であるため、隣に家が建ったらフェンスでも作ろうと思っていた。ところが、急遽ウッドフェンスを作る必要が出て来てしまった。インターロッキングの完成した西側駐車スペースに車を入れようとすると、畑に落ちてしまいそうで非常に恐いからだ。そんなわけで、着工予定をとうに過ぎたのにまだ設計図さえできないウッドデッキより先にウッドフェンスを作ることになった。師匠は、隣家の島田さんである。

難問は土台の固定

 材料は、新築時に余ったツーバイフォー材などがあるので、これを利用して、不足分は買い足すことにすることまではよかったが、問題は、どうやってブロックの上に建てるかである。まさかこんなに早く、それも自分たちでフェンスを作るなんてことは考えていなかったので、ブロックを積むときにアンカーボルトを入れておいてもらわなかったのだ。さてどうしたものか。
 そんなとき、たまたまご近所のバンデンさんがFDISYのウッドデッキの会議室に発言されたのをきっかけに私もFDIYSの会議室に参加するようになり、みなさんのアドバイスをいただきながら、なんとかどうしていたらいいか方向が見えて来た。といっても、実際に作業するのは夫と島田さんで、私は会議室でアドバイスくださった方々と夫の仲介をしていただけー。


7/24(土)、25(日)買い出し

 24日、丸山さんに教えてもらった樋口商店に間ポストセンサーを買いにいったついでにドリルの歯も調達。このお店はプロ相手なので、ホームセンターに無いようなものがいろいろあるかわりに、ホームセンターにあるようなものがなかったりする。プロ相手だが、素人にも親切に相談に乗ってくれてうれしい。日曜日休みなのは残念。
 25日はとにかく暑い日だった。島田さんとジョイフルホンダ幸手店へ。土台用の集成材、キシラデコール、コースレッド、スプリングワッシャーなどを買い出し。材木は島田さんのパジェロの屋根にくくり付けて持ち帰った。あれを見て、車を買い替える決意をする。


8/1(日)ペンキ塗りペンキ塗り風景

 8月1日、炎天下でのペンキ塗り。まだ材料が全部揃っていないが、とりあえず在庫分にキシラデコールを塗る。作業したのはすべて夫。私は休憩時間にビールを運んだだけである。でも、さぼっていたわけではなく、洗濯したり、ワックスかけたりと、私は私で忙しかったのである。ほんとうである。
 その後、8月から9月にかけては毎週末どこかへ出掛けていた(豆オフ、中華街、コンサート、花火大会、電気温水器のポンプ工事と月刊ハウジングの取材、DIYショー、あむさんちの新築オフ、北海道旅行。遊んでばっかりだった)。そのため作業は中断してしまい、ようやく再開したのは9月も半ばを過ぎてからだった。


買い出し(7/31土)揃えた材料

 樋口商店でジョイフル本田にはなかった基礎パッキン、コーチスクリュー(直径10ミリ、長さ25センチ)などを購入。これでだいたいそろった。

9/19の撮影


9/19(日)ブロック穴開け穴開け1

 ようやく作業再開である。島田さんその約束通り8時にスタート。
 まずは西側から。あらかじめ印をつけておいた場所に振動ドリルにコンクリート用の歯を取り付けて穴を空け始めたが、たいして進まないうちに途中で止まってしまった。もしかしたら、たまたま垂直に入れた鉄筋の上だったのかもしれない、と、少しずらして再度開け始めた。が、また同じくらい進むと止まってしまう。「もしや…」とブロック施行中の写真を引っ張り出して来て確認。やはり水平にも鉄筋が入っているようなのだ。そうなると、ブロックの幅のセンターに穴を開けようとすると必ずこの鉄筋にぶちあたることになる。

穴開け2 ブロックを積むときに垂直方向だけでなく、水平方向にも鉄筋を入れるのは正しい施工なのだが、まさかそんなところに入っているとは思っていなかったので、ショックは大きかった。
 ドリルの歯を替えたり、折ったり、いろいろ試してみたが、鉄筋の前に文明の利器は役にたたない。

←ホースで水をかけながらの作業。


穴開け3
 最後はこんな風にタガネを使っての手作業である。遅々として進まず、青の洞門を掘っているような気分になってくる。

 ←これを見るとまるで夫だけががんばっているように見えるが、決してそんなことはない。半分以上は、私がタガネで切ったのである。ほんとうである。私の写真は誰も撮ってくれない。ちぇっ。

切り取った鉄筋←よく見えないけど、これが苦労して苦労して切り取った鉄筋(何本か行方不明だけど)。

 鉄筋が切れたあとは、ドリルでわりと楽に開けることができた。アンカーボルトの長さに合わせて、たしか15センチほど開けたはずだ。
 だんだん深いところまで行くと、突然手応えがなくなるところに行きつく。なんだかわからずにタガネを入れてみたら、すとんと落ちて消えてしまった。コンクリート節約のため(?)、なんとブロックの下の方は空洞だったのである。まるでブラックホールだ。そこに、コンクリートの空き袋が詰めてあったりもする。こんなんでブロックの強度はだいじょうぶなんだろうか…、とちょっと心配である。でも、鉄筋はちゃんと入っているようだ。
 そんなこんなで、結局今日は丸一日かかってブロックに穴を7つ開けたところまでで終ってしまった。

作戦会議

 私たちが穴を開けている間に、島田さんはスライド丸ノコを自由自在に操り、材料を刻んで行く。右は、とりあえず土台を置いて、次回の打ち合わせしているところ。


9/23(祭)モルタル埋め戻し

 夫は休日出勤で夕方まで留守。午前中、島田さんと二人で4日前に苦労して開けた穴にアンカーボルトを入れてモルタルを埋め戻した。

 私がまだパジャマでBS2の「すずらん」を見ているうちに、もう外で物音がしている。島田さんが、隣の都道の工事現場から材木の切れ端を拾って来てなにやら始めていたのだった。水糸を張るためのもの(なんというのだろう?)を作っていたのだ。島田さんに「まだゆっくりしてていいよ、準備しとくから」と言われ、すぐその気になっちゃって、洗顔して着替えて外に出たのは8時半だった。すでに、ボルトの長さがそろうように水糸を張ってあった。なるほど、と感心することしきりである。

 穴の中央にボルトを手で支えて、回りから穴の中にモルタルを入れていくのだが、穴の底の方が空洞になっているものだから、モルタルがみんなブラックホールーに吸い込まれてしまう。これには往生した。島田さんが小砂利を詰めてからモルタルを入れたのだが、それでもまだとんとんと叩くとモルタルがみんな落ちてしまう。砂利を入れてはとんとん叩く。根気のいる作業だったが、なんとかなって一安心。コンビニ弁当を買って来て島田さんといっしょに昼食にした。モルタルが固まるまでは次の作業ができないので、しばらくは養生。

東側アンカーボルト   西.側アンカーボルト

↑左は東側、右は西側で、両方で合計7本のアンカーボルト(直径12ミリ)を埋めこんだところ。落っこちてしまいそうで心配なので、抵抗を増すために途中からワッシャーをはめて埋めこんだ。この後、危なくないように、飛び出したアンカーボルトに空き缶を被せておいた。


 午後、夫が帰って来てから、島田さんの指導で、島田さんに切ってもらったすべてのポストの底部に土台と緊結するボルトを入れるための穴を開ける。「最初は、必ずポンチ穴を開けてから」という指導に忠実に作業。私は電動工具がまだうまく扱えないので、もっぱら助手である。初めてクランプを使って、「そうか、こうやって使うものなのか」と感心している私はド素人。

 写真は、アンカーボルトを入れる穴を土台に空けるための、誘導用の小さい穴を空ける手ほどきを島田さんから受けているところ。
 というわけで、本日はここまで。


10/3(日)

 島田さんが週末忙しいので、次の工事は10月14日までお休み。その間の日曜日に、夫は西側の短い方のフェンスの土台の準備。アンカーボルト用の穴を開けて座金掘りをし、ポスト取付用の穴も開けてコーチスクリューでポストを固定するところまで。これをブロックの上に乗せて、開けた穴がうまくブロックから突き出したアンカーボルトの位置と合うことを確認し、ガレージにしまいこんだ。
 夜、島田さんが見に来て、ポストとポストの間隔が、上部は5ミリ誤差があるという。島田さんは完璧主義者なのだー。ポストとポストの間に渡す2×4材は、先に入れず、土台を据えてから現場合わせでやることになった。
(この日、私は別のことしてたんで写真取るの忘れた。)


10/14(木)いよいよ木工事

 くもりのち夕方から雨。夫の振替休日に合わせて島田さんと二人で休暇をとり、一日ウッドフェンス作りに専念した。
 島田さんは、今日も8時には道具を揃えてスタンバイ。いつも私たちが出遅れる。9時から市役所の家屋調査のあと、土台の取り付けにかかった。
 土台には、あらかじめポストを立てて、裏から10ミリの長いコーチスクリュー(長さ25ミリ)で止めてある。さらに、上からも斜めに75ミリのコースレッド2本で止めてある。アンカーボルトの上に、通風を確保するための基礎パッキンを置き、その上に前述の土台を置いて固定する。土台の上部には、ボルトの頭が見えないように座金堀をした。こういうところにも、島田さんはコダワル(^^;)。


 その後、このあいだブロックの中に埋めこんでしまってワッシャーが足りなくなってたので、自転車で二見屋金物店さんまで買いに行くことになった。その前に銀行に記帳に行き、ちょっと遠回りしてバンデンさんのお宅の前を通ったら、庭でDIY作業中。ウッドデッキの脇に立ち水栓を作るのだそうだ。「ウッドウッドフェンス作っているので、遊びにきませんか」とお誘いし、銀行経由で二見屋さんま。でも、一回り大きいのしかなかった。いったん家に戻るとバンデンさんがもう自転車飛ばして遊びに来ていたので、今度はいっしょに樋口金物店まで車で買いにいく。バンデンさんも探し物があったので、ちょうどよかった。バンデンさんに見てもらって、今度は無事見つかった。午前中はここまでで、4人で、庭のベンチで即席カレーの昼食。

 
←左から、夫、島田さん、バンデンさん。

 午後からは本格的になってくる。フェンスのクロスの部分は、ベランダのフェンスと同じく、切り込みを入れた2×4材を組んである。このへんの細かい作業は全部島田さんの指示の元、夫がコースレッドを打ち込んだ、と本人は言っている。
 私は何をしていたかというと、ペンキの瓶片手に切ったばかりの小口部分を塗る担当である。

 午後、雨が降り出すまで続きの作業。西側に2×6の笠木を乗せてを完成させ、東側の土台(ポスト付き)取り付けと、南側の一番外側に1本だけ太いポストを後付けしたところまで進んだ。なんで1本だけ後付けかというと、土台を間違えて短く切っちゃったんで、ポストを土台の上に乗せるのではなく直接ブロックの上に立て、側面からコーチスクリューで土台に固定したのである。

 東側はポストだけ立ったので、それぞれてっぺんにポリ袋を被せて濡れないように養生した。雨さえ降らなければもっとできたのに、残念である。バンデンさんにちゃんとお礼も言えず終いでごめんなさい。夜は島田さんと完成前祝いの宴会。


10/16(土)東側もほぼ完成

 くもりのち雨。夫休日出勤のため、島田さんと二人で先週の続きをやる。
 朝7時半、もう島田さんが来て、私がうだうだしている間にさっさと作業開始。私は洗濯と掃除の合間にペンキ塗りをしただけで、あとは全部島田さんがひとりでやってくださったのであった。午前中に東側のバッテンを刻んで、全部取り付ける。お昼に讃岐うどんをゆでて島田さんに声をかけたら、「あとこれだけだから」と、結局1時間かかっちゃった(うどん延びた(^^;))。

 午後は、笠木をのせ、2×6が足りなくて半分しかない東側の笠木ものせて、ずっと前に買ったきり倒れてしまうので使えなかった蛇腹のついたても西側に取り付けてもらった。門扉の変わりである。まもなく雨が降ってきたので、まもなく作業終了。



10/17(日)東側もほぼ完成

 島田さんといっしょに東大和警察へ盗まれたバイクを引き取りに行き、帰りにドイトで不足していた笠木用2×6材を1本と、インパクトドライバー用アルミケースを買って、山口さんのところの外構を見学して11時帰宅。東側に付けた蛇腹のついたてがなかなかよかったので、グリーンメイトにもう1本買いに行く。3480円。前に買った時は、開店セールで980円だったのになあ…。
 お昼前に2×6材を切ってペンキ塗り。午後から島田さんといっしょにウッドフェンスの仕上げ。とうとう完成だ。うひひひひ。
 夜、 夫が、「ウッドフェンスできたって監督さんに報告しないの?」というので(いつもそういうことを言うだけで、自分では電話しないやつー)、私がかわりに報告する。早く見に来てよねー。

←私だって手伝っているのだ

 コーヒーの空き瓶にキシラデコールを入れて、ボルトの穴のところを全部塗った。土台や笠木の角も、面取りして、ここもキシラデコールを塗り直す。面取りは、先にやっておけばよかったね。その後、お天気のよい日を選んで再度夫が全体を塗り直した。

←完成
(西から見た所)

 雰囲気は南側のウッド階段とよく似ているが、はっきりいって、こっちの方がずーっと丁寧に作ってあるぞ。

←(東から見た所)

 計画から約4ヶ月。これにて一見落着!
 さあ、次はウッドデッキだ!!

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