1999年2月 屋根のてっぺんの風見自転車

 風見鶏がほしかったが、「そうだ!風見鶏」と思い出したのは、あと一週間で足場が外れるというときだった。


「そうだ!風見鶏」

 2/13(土) 風見鶏は、以前からほしいと思っていたことをたまたまFMYHOMEで質問している人がいるのを読んでいて思い出したのだ。グッドタイミングで質問してくださったあきさんに感謝。問題は、足場を外すまで(あと1週間ちょっと)に手配が間に合うかどうかだ。どうしても屋根のてっぺんに付けたいが、我が家の大屋根のてっぺんは足場がなければ絶対に登れない(二重にかかっている車庫の屋根なら足場なしでもなんとかなるが、やっぱりてっぺんに付けたい)。ところが天草産業経由でアメリカから取り寄せると2か月かかるというから、とても待てない。なんとかして自分で探さなければならなくなった。


インターネットで風見鶏発見

 2/15(月) 早ければ月曜日には足場を外すので、てっぺんに付けたいのならそれまでに探さないといけない。午前中、仕事の合間にインターネットで検索したところ、風見鶏を扱う会社を2件みつけた。そこで両方に、在庫はあるか、納品まで何日かかるかをメールで問い合わせてみた。片方の会社からはお昼までには折り返しメールで連絡があり、在庫があるので入金確認から3日くらいで届くとのこと。ラッキー! これなら間に合う。その日のうちに発注するとともに、代金を振り込んだのはいうまでもない。
 ちなみに、正しくは「風見鶏」ではなく、「風見自転車」である。E・Tの映画で満月をバックに出てくる、あんなかんじの自転車ね。


風見自転車届く

 2/17(水) 夜7時。一昨日インターネットで注文しておいた風見鶏(自転車)が到着した。27,100円。アメリカ製かと思っていたが、メイド・イン・台湾だった。思ったほど重くなく、デザインも気に入った。なんといっても、足場が外れる前に間に合ったのがうれしい。今回はインターネットさまさまである。
 ちなみに、私が購入したのは、浜松にある「株式会社マストレ 海外事業部」というところからで、自転車のほか、定番のはもちろん、馬、馬車、ヨットもあった。別途、取り付け金具(3,500円)が必要である。送料は代引き。また、マストレから数日遅れて、宇都宮にある「ジャービス商事株式会社」からも連絡があったが、すでにマストレに注文ずみだった。他の小物もカタログだけ送っていただいたが、なかなか面白いものがある。庭に置く埴輪や、モアイ像なんてのもあった。こちらの会社の風見鶏は18,000円。
※写真提供「株式会社マストレ」


風見自転車取り付け

 2/21(日)晴れのち曇り、一時雪。午後、風見自転車の取り付け。
 我が家の大屋根は、大きい方のと、ガレージにかかる小さい方のがダブルになっている。監督さんに「どっちに付けますか〜?」と聞かれて、迷わず「てっぺん」と答える。大工さんと監督さんが足場をよじ登り、希望通りてっぺんにつけてくださった。ありがとうございます。午後からお天気が悪くなりはじめ、寒くなってきた。ずっと屋根の上にいる大工さんは、吹きさらしで寒そうだ。でも、見晴らしも良さそうだ。夫が「よく見えるでしょう」というと、「見えるけどケツが痛い」と親方(笑)。△形のてっぺんに座っているのだから、確かに痛いだろうなあ。ご苦労おかけします。
 風見自転車がついたのがうれしくて、家の回りを一回りしてあちこちから眺める。とってもいいけど、思ったより地味(笑)。


あちゃー

 3月の引き渡し前のある日のこと、夫が、風見自転車の方位の向きが正しくないことに気づいた。Nが北を指していないのだ。どうやら、曲がっているのではなく、自転車の部分といっしょに動いているようだ。もう足場はない。困った。
 電気の引き込み、電話の引き込み、協調アンテナの工事のいずれかのときに空中作業車のお兄さんにお願いして直してもらおうと思ったのだが、いずれも交渉は失敗に終った。まあ、私たちは北がどっちかわかっているから、実害はないのだけど、でもちょっと悔しい…。
 直せないまま引き渡しが終わり、無事入居。


のび太さん、ありがとうっ

 方位計はあさって向いたままだが、春は過ぎ、夏も過ぎ、晩秋の11月最後の日曜日。
 FMYHOMEのお友達のび太さんは実に多趣味で、その趣味のひとつにフリークライミングがある。そののび太さんが、なんと我が家の屋根に登って方向計を直してくださるという。あんなところに命綱もなしで登るなんてとても信じられないが、ほんとうだ。
 前日の夜、監督さんに電話をしてどんな工具が必要だったか聞いて見た。でも覚えてるわけないよね、半年以上も前のこと(^^;)。とりあえず、モンキーを2組と、ドライバはプラスとマイナスと両方持って行った方がいいとのこと。少しでも危ないと思ったら絶対に引き返すようにと念を押される。
 当日は雲一つない快晴。装束を整え、ストレッチングしたのび太さんは、いよいよ屋根の上の人となる…。あとは画像をごらんください。 


 反対側の、ベランダの手すりから屋根へ

 落ちないでね…

 もう少し

 登頂成功!

 悪いのはどこだろう?

 やったね!

 というわけで、任務を終えたのび太さんは慎重にもと来たルートを戻り(降りる時の方が恐いそうな)、無事ベランダに降り立ち(怪我なくてほんとによかった)、9ヶ月ぶりに正しい方向を指してくれるようになったのであった。
 フリークライミング基本は「3点支持」で、我が家の「大屋根」の場合、右手は軒、左手はゆびを下に向けて手のひらを屋根に押しつけ、両足は重心を接地面からはずさないようにして「フリクション」をかけた状態にしておき、移動するときはどれか一つをはずして行ったとのこと。「命綱」はなし。秋のバーベキューの時に下見して、これなら命綱なしでも問題なしと判断し、決行に至ったそうである。
 のび太さん、感謝感激雨霰。超かっこよかったよ!

 なお、のび太さんの報告によると、風見自転車の支柱を固定するビスの頭にシリコンのようなものが塗られたいたそうだ。ビスの頭に雨水がたまって腐蝕するのを防ぐための措置ではないかと思われる。細かいところまで行き届いた心遣いがほんとうにありがたい。あらためて、天草で建ててよかったなあと思う。大工さん、監督さん、ありがとうございました。でも、どうせならちゃんと固定しといてほしかった(^^;)。